あがり症を克服するためにはまず成功例を作ることが重要(男性会社員)

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声が通らないことがコンプレックスだった私のあがり症対策

「はっきり話せ」。私が幼い頃から言われ続けている言葉です。

「声が通る」「声が通らない」と声の性質に対して、しばしば表現されることがあるかと思いますが、私は間違いなく後者。10代のころは何度も聞き返されたり、挨拶しても相手に聞こえていないために無視されていると感じてしまうことで、人と話すことを非常に恐れていました。

そんなコンプレックスを持っていたために、学生時代の発表会や受験、就職での面接において極度の緊張に襲われてしまい、通らない声がいっそうに小さくなり、さらには「聞こえない!」などと叱咤されると頭が真っ白になってしまいました。

いわゆるあがり症です。社会人になってからもやはり声のことをしばしば指摘されて、自分に自信がもてずにいました。

あえて人前で大声をだすことで吹っ切れたエピソード

26歳のころでしたでしょうか。私が勤めている会社では年始に年男・年女が全社員の前に出て抱負を述べるという行事があり、私は年男として抱負を述べなければなりません。

正直皆の前に出るだけで緊張する自分は、この行事の日が嫌で仕方がありませんでした。しかし、声のコンプレックスで必要以上に緊張する状況をなんとか克服したいとも考えていました。

私は一念発起し、はきはき腹から声を出して話すという抱負を大声で述べようと考えました。しかし、生半可な声では認められません。何らかの工夫が必要でした。昔カラオケで「お前歌うときは声が違うよな」と言われたことを思い出し、歌うようなイメージで声を出そうと考えていました。

いざ年始の行事が始まり、社長や各事業部責任者のお話も終了し、年男・年女の抱負を述べる場がやってきました。

その年は年男・年女が5,6名おり、述べる順番は若い社員からで、私は3番目でした。年女の同期の子が可愛らしい声で抱負を述べている中、緊張感はピークを迎えていました。もはや述べる内容自体が「はっきり話す」ですので、中途半端には出来ません。まさしく”背水の陣”に自分を追い込まれていました。

横線

自分の順番がまわってきました。頭は真っ白ですが、話すことはいたってシンプルです。腹を決めました。「あけましておめでとうございます!今年の私の抱負は、はっきりと話すようにします!」緊張していたので、殆ど覚えていません。

行事が終わり、皆が通常業務に戻る中で、社長から声をかけられました。「お前にそんな声が出るとはな。感心した!」先輩社員からも「やれば出来るじゃん」と褒められました。

褒めらている内容が小学生みたいなレベルですが、この経験は大きく私の自信につながり、さらに歌うような声-つまり「声を作る」というテクニックを身に付けたことで業務上の会話では人から聞き返されるようなシチュエーションが減りました。

最初の一言が肝心

今でもスタッフを集めたミーティングや、プレゼンのときは大変緊張します。しかし、年始での抱負を述べたときのような「吹っ切れ」る声を一番最初に発することで、緊張を和らげることが出来るようになりました。

私は「声のコンプレックス」という原因で、極度に緊張する性質をでしたが、やはり緊張しやすい人は「自分に自身がもてない」のだと思います。今まで自信をもてなかった人間が、他人から言われて簡単に自信を持つことなど出来ません。

小さな成功体験の積み重ねがあなたを強くする

私は緊張しやすいという人にテクニカルなアドバイスは出来せん。いきなり緊張が100が0になるような特効薬なども存在しないと思います。

小手先のアドバイスや特効薬に期待せず、自分に自信をもつための”成功例”を作ること。簡単なものでも良いと思います。この”成功例”があがり症を克服するための第一歩になるはずです

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